株式会社sustainacraftの第9回Newsletterです。
第5回ではSoil Organic Carbon(土壌有機物)に関するカーボンクレジットの測定方法についてご紹介しました。具体的なプロジェクト事例として、Kenyaのサバンナにおける新しい放牧方法(Rotational Grazing)による炭素貯留量増加プロジェクトについて紹介しました。
第5回で述べたように土壌には、森林などの地上部バイオマスを大きく上回る量の炭素が貯留されています。この炭素貯留量を増加させるためには、上述の放牧だけでなく、農場においても様々な方法が検討・提案されています。Verraでは、農地・土壌に関わるカーボンプロジェクトの方法論をまとめて、信頼性の高い新しい方法論の構築を行っています(VM0042)。
今回のNewsletterでは、1)現在Verraが検討を進めている新しい農地管理の方法論(VM0042)の概観、(2)土壌への炭素貯留に関する追加的な論点、について紹介します。
PickUp Section
1)新しい農地関連の方法論(VM0042)の概観
(出所:Verra)